今回は、有限会社久米製材所 専務取締役 門脇 一樹 氏に、「久米製材なりのSDGs」についてお話しいただきました。
久米製材所の建築用木材の製材工程について詳細な説明があり、木材がどのように製材され、建築用としてどのように活用されるかを深く理解することができました。
続いて、「ユニフォーム改革」が社員の意識改革や広告宣伝効果、採用力向上にも寄与していることが紹介されました。この改革により、見た目の向上だけでなく、社員の意識にも大きな変化が生まれていることが具体的な事例を通じて語られました。
さらに、製材において木の無駄を最小限に抑える工夫や、端材を有効活用する取り組みについても詳しく説明されました。久米製材所では、原木から効率よく製材品を切り出す技術を駆使し、発生する端材や大鋸屑を工作用材料、バイオマス発電の燃料、畜産用の敷材などに活用されていることをご説明いただきました。
地域との関わりとして、小学校の生徒を対象にした工場見学の取り組みも紹介され、地域資源である木材がどのように流通し利用されているかを子どもたちに伝える活動が行われていることが説明されました。
最後に、SDGsは大企業だけのものではなく、中小企業でも取り組めるものであり、スタッフ一人ひとりが考え、情報を共有し、本当に必要な行動を実行することの重要性が語られました。
今回の講演会を通じて、久米製材所の取り組みや考え方について多くの学びが得られました。
日時:令和6年6月27日(木)18時00分開会
場所:倉吉商工会議所
日程:
– 18:00~19:00 研修・講演会
– 19:00~ 交流会
内容:講演会
– 「久米製材なりのSDGs」
講師 有限会社久米製材所 専務取締役 門脇 一樹 氏